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今度のiPhoneは他カラー展開?海外サイトの噂情報が話題に

春になり、少しずつ出てきたのが次期モデルの噂。内容はスペックに関するものが殆どですが、ここ1ヶ月ほどの間にカラー展開に関する情報が出てきました。
今回は、そんな噂情報と、Appleのこれまでのカラー戦略について振り返ってみましょう。

◆目次

新型iPhoneはカラフルな多色展開が行われるという噂

事の発端は、海外アナリストが発表した予測情報でした。

今年発売とされるiPhone 8後継モデルはブルー、イエロー、ピンクを含むカラー展開となる?(-meet-i)

詳しくはリンク先の記事をご覧頂きたいのですが、どうやら今年秋に発売される一部のiPhoneには、カラフルなカラーのモデルが複数用意される可能性があるとのこと。あくまでもアナリスト発表の情報に過ぎないので過信は禁物ですが、もし現在以上に多数のカラーが展開されるのであれば、ユーザーとしても楽しみな展開といえるでしょう。

なぜ多色展開がこれだけ話題となるのか?

さて、ちょっと気になってくるのは、何故iPhoneが多色展開をするというだけで、これだけ話題になるのかということ。

スマートフォンに限らず、多くの家電製品では、カラー戦略程度でこれほど話題になることは希で、違和感を感じる方も多いのではないでしょうか?実は、これには、ここ20年の間にAppleが行ってきた基本的な製品戦略を知っておく必要があります。

シンプルと相反する多色展開

元々、故スティーブ・ジョブズが業績悪化で瀕死の状態のAppleへ復帰した際、重要な戦略の1つとして挙げたのが、製品ラインを絞ってシンプルにすることでした。当時、Appleの製品はさまざまな需要に応えるために製品ラインを細分化しており、ジョブズはそれが収益を悪化させる原因であると踏んでいたのです。現在でも、多少の変化はあるものの、Appleの製品ラインナップは企業の規模と比べて極端に少ないと言えます。

例えば、同じスマートフォン業界のライバルであるサムスンやHUAWEIは、投入する市場に合わせて複数のモデルを用意していますが、iPhoneは基本モデル(2018年春現在ならiPhone8/8Plus/X)と派生モデル(SE)の4種類。iPhoneXはiPhone登場10周年記念の特別モデルであることを考慮すると、実際には8/8Plus/SEの3種類しか存在しないことになります。

カラーリングについても同様で、ジョブズが関わった最後のモデルとされるiPhone5までは、最大でも2種類のカラーリングしか存在しなかったのです。こうした点からも、彼のシンプルにすること、言うならば「引き算の美学」が徹底されていたことがわかります。

必ずしも多色展開を否定するわけでもないジョブズの考え方

とはいえ、ジョブズ時代のAppleも多色展開を全くしてこなかった訳ではありません。

例えば、初代iMacである「iMac G3」は、発売当初はボンダイブルーの1色のみでしたが、その約5ヶ月後にはカラーラインナップが5色に強化されています。読者の皆さんの中にも、さまざまなカラーのiMacが、音楽に合わせてくるくると回転するCMを覚えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

さらに、iMacの後に大ヒットし、今日のAppleの礎を築いたと言っても過言ではないのがiPod。
こちらも、最初に出たノーマルサイズのiPod(後のiPod Classic)ではカラーが1色(各種特別モデルを除く)での展開でしたが、2004年に登場したiPod miniでは、iMac G3と同じように5色の展開となり人気を集めました。iPodについては、その後も少し間を開けたものの後継シリーズのiPod nano(第2世代)で多色展開が復活&定着しており、Apple製品の代名詞として多くの人を虜にしていくのです。

ただ、この多色展開は、その当時のラインナップ全体を見ると例外的なケースであることが多く、あくまで基本は単色かせいぜい2色展開となっていました。実際、iMac G3と同世代のPower Mac G3(現在のMac Proに相当)では、多色展開は行われず、最後まで多色展開されることはなかったのです。同様に、iPodについても、メインのモデルであるClassicシリーズは多色展開を行っていません。

多色展開にすることのデメリット

社会科の授業で「規模の経済」という言葉を習います。これは、多品種少量生産より、少品種多量生産の方が生産効率がよく、製品1つ辺りの価格を下げられるというもの。要するに、物を作って売るなら、ちょっとだけ作るより、一度にたくさん作った方がお得ということです。

この理屈で考えると、ジョブズが多色展開という戦略をあまり好まなかったことは、納得がいきます。

iPhoneを例に考えてみましょう。

もしiPhoneのカラーが1色しかなかったら、iPhoneを欲しがる人は、色の好みに関わらず全て白のiPhoneを購入することになります。工場でも白のiPhoneだけ作っていれば良いので、仕事も楽で生産効率が良くなります。

一方、iPhoneを5色展開にした場合はどうでしょう。

この場合、iPhoneを買う人の総数が白1色の時の5倍以上にならなければ、1色あたりの生産量は白単色の時代より少なくなります。また、複数のカラーを展開すると、色によって売れ行きも変わってきますから、その需要を予測して生産数量や工場の数を調整しなければなりません。生産管理も単色の頃より複雑になりますし、その分コストが嵩むので、利益も少なくなってしまうでしょう。

しかし、無茶な値上げをすればユーザーからそっぽを向かれてしまいますから、かなり上手くやらなくては、コストが嵩んだ分だけ損してしまうことになるのです。現在、iPhoneがジョブズ時代よりカラーラインナップを増やしているのは、それだけAppleに余裕が出てきたということなのかもしれませんね。

まとめ

今回は「今度のiPhoneは他カラー展開?海外サイトの噂情報が話題に」ということで、海外の噂情報を基にAppleのこれまでのカラー展開戦略を振り返ってみました。

記事中でも触れたように、今回の情報はApple公式のものではないため、本当に多色展開がされるのかは不明です。ただ、ユーザーとしては選択肢が増えることは(お値段据え置きか値下げしてくれる分には)決して悪いことではないので、私はiPhoneの発表会が今からちょっと楽しみです。

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