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ドコモを解約して格安SIMに乗り換える方法とベストな乗り換えのタイミングを解説

最近はテレビCMなどでも目にする機会の増えてきた「格安SIM」。スマホやケータイの通信費が安くなることは知っていても、具体的な乗り換え方法についてまだ良く分かっていない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ドコモユーザーの方が格安SIMに乗り換えるための方法や注意点を丁寧に解説していきます。

◆目次

ステップ1. 乗り換え後に使用するスマホを用意する

それでは、早速ドコモから格安SIMへ乗り換える具体的な手順を見ていきましょう。乗り換えの手順は、大きく4つのステップに分けることができます。

まず最初のステップは、乗り換え後に使用するスマホを用意することです。格安SIMで利用できるスマホは以下の2種類に分けることができます。

  1. 今使っているドコモのスマホ
  2. SIMフリーのスマホ

それぞれの特徴について、さらに細かく見ていきましょう。

1) 今使っているドコモのスマホ

乗り換え前に使っているスマホ、つまり「ドコモのスマホ」を乗り換え後も利用する場合は、そのスマホのSIMロックを解除する必要があります。

以下のドコモ公式サイトにて、SIMロックの解除方法について細かく説明されています。自分のスマホでSIMロックを解除する方法を確認してみましょう!

リンク:[ドコモ公式サイト]SIMロック解除の手続き

2) SIMフリーのスマホ

先程出てきた「SIMロック」という言葉。これのちょうど反対の意味になるのが「SIMフリー」です。

SIMフリーとは、どのキャリアのSIMカードでも利用できるという意味で、格安SIMを利用する場合は「SIMフリーのスマホ」を使うことが条件となります。

SIMフリーのスマホは、格安SIM契約時にセットで購入すると特典やキャンペーンを受けられるケースがあるので非常にオススメです。

また、セット購入ではなくSIMフリーのスマホ単体を購入することも出来ます。
SIMフリーのスマホを単体で購入する場合は、希望のスマホが発売されているメーカー(ASUSやHUAWEIなど)のオンラインショップや最寄りの家電量販店を利用しましょう。

ステップ2. 乗り換え先の格安SIMを決める

続いてのステップは、乗り換え先の格安SIMを決めることです。

この後に詳しく説明していきますが、ドコモから格安SIMへ乗り換える際には、「MNP」というサービスを利用して元々使っていた電話番号を乗り換え先でも使えるように設定していきます。

この手続きには、「申し込みから15日以内に各種手続きを完了させなければならない」という期間が設けられています。ですので、前もって乗り換え先の格安SIMを選んでおき、その後の手順を余裕をもってスムーズに進められるようにしておきましょう!

乗り換え先の格安SIMはどうやって決めるの?

格安SIMを提供している業者のことを「MVNO」と呼ぶのですが、現在、様々なMVNOが存在しており各社それぞれの特徴を持っています。

以下に、代表的なMVNOとその特徴を簡単にご紹介します。

楽天モバイル 楽天市場での買い物時に楽天ポイントが2倍になる
LINEモバイル LINEやTwitterなどのSNSアプリの利用時にデータ量が消費されない
mineo(マイネオ) 通信速度が安定しており、家族加入でお得なキャンペーンなどが受けられる
BIGLOBEモバイル AbemaTVやYoutubeをデータ消費無しで視聴できるオプションがつけられる

上記に挙げた業者はほんの一例で、格安SIMを扱うMVNOはこれ以外にも多数存在しています。

どれを選べばいいのか迷ってしまう方が多いかと思いますが、MVNOを選ぶ際に気をつけるポイントは「通信速度」と「料金プラン」です。

これらの情報は、各MVNOの公式サイトにて分かりやすく紹介されています。気になるMVNOがある方は、通信の安定性や料金プランが自分の用途に合っているかを公式サイトにて確認するようにしましょう!

ステップ3. MNPの転出手続きをドコモ側で行う

乗り換え先が決まった後は、今使っている番号を今後もそのまま利用するために「MNPの転出手続き」を行います。

MNP(携帯番号ポータビリティー)とは、携帯会社を乗り換える際に元々使っていた番号を乗り換え先でも使えるようにするためのサービスです。

このMNPの手続きを行わないと、これまで使っていた番号が使えなくなりますので、格安SIMへ乗り換える際は必ず利用するようにしましょう!
もちろん、「電話はラインの無料通話やスカイプだけで十分!とりあえずネットが使えるスマホだけ手に入れたい」といった方では、このMNPの手順は不要となります。

MNPの手続きでは、まず最初に『MNPの予約番号』を入手することとなります。
この予約番号は、以下の方法で入手することができます。

  • 電話での申し込み・・・ドコモのスマホ・携帯から「151」にかける
  • ネット上での申し込み・・・ドコモ「My ocomo」へログイン
  • 店頭での申込・・・お近くのドコモショップで申し込む

MNPの予約番号自体はとても簡単に入手できるのですが、2点注意するポイントがあります。

1点目は、「予約番号には15日間の有効期限が決められている」ということ。これからの手順は、この15日間の中で完結する必要がありますので、格安SIMへ乗り換える際は余裕をもって手続きを進めるようにしましょう!

2点目の注意点は、「MNP転出手数料」が発生することです。この手数料はキャリアによって異なりますが、ドコモでは2,000程度の手数料がかかります。

ステップ4. ドコモ側で解約手続きを完了させる

続いては、今使っているドコモのスマホの解約手続きを行いましょう。

このステップは非常に簡単で、ステップ③でMNPの予約番号を発行してしまえば、ドコモ解約の申し込みが自動的に行われることになります。

入手したMNPの予約番号を使って乗り換え先の格安SIMで手続きを行えば、ドコモの解約は完了するという訳です。

MNPを利用せずに格安SIMに乗り換える方は、ドコモショップにて解約手続きを行う必要があります。電話やネットでの解約手続きは行っていませんので、お近くのドコモショップにて解約の申し込みを行いましょう。

ステップ5. 乗り換え先の格安SIMを設定する

続いては、いよいよ格安SIM側の設定となります。

まずは、乗り換え先の格安SIMを購入しましょう。
格安SIMの購入に際し必要なものは、「本人確認書類」と事前に取得している「MNPの予約番号」です。

また、料金支払いに利用する「クレジットカード」も準備しておきましょう。口座振替に対応しているものもありますが、格安SIMでは基本的にクレジットカードでの支払いとなります。

必要書類を用意して格安SIMの購入・契約を行う訳ですが、この時、同時にMNPの転入手続きが行われます。
また、格安SIMの契約手数料として「事務契約手数料(SIMパッケージ料金)」が発生します。各MVNOによって金額は異なりますが、多くの業者では3,000円程度に設定されています。

ステップ3で発行したMNP予約番号には、15日間の有効期限が設定されています。MNPの転入手続きはこの期間内に行う必要がありますので、格安SIMの購入と契約はできるだけすぐ行うようにしましょう!

格安SIMの購入が完了しSIMカードの実物が手元に届いたら、残る設定は以下の2つになります。

  • スマホにSIMカードを挿入する
  • APNの設定をする

格安SIMは様々な種類が存在しますが、どの格安SIMでも上の2つの設定は共通しています。「APNの設定」とは、簡単に言えばSIMフリーのスマホでネット回線を利用できるようにする設定のことです。

細かな設定方法はMVNOごとに異なりますので、購入した格安SIMに付属している説明書などをしっかり確認しましょう!

格安SIMに乗り換える前にチェックすべき2つの手数料

ここまで、ドコモから格安SIMへ乗り換える際の手順を説明してきました。

乗り換えの手続き自体は、上記5つのステップにて簡単に行えるのですが、これら手続きを行う時期には注意が必要です!

ドコモでは、契約しているプランやオプションによって解約時に各種手数料が発生する可能性があります。最後に、これらについてもご紹介しておきましょう。

違約金に注意!今使っているスマホの契約内容を確認。

せっかく格安SIMに乗り換えるのなら、余計な出費は出来るだけ抑えて手続きを完了したいものです。特に「途中解約による違約金」について注意が必要です!

ドコモでは、通称『2年縛り』という契約期間の規定が存在します。
自分の契約内容についてはっきり分からない方は、「My docomo」にて現在加入している契約プランを確認してみましょう。

ドコモのスマホやケータイを利用している方は、ほどんどの方が「カケホーダイプラン」や「ひとりでも割50」など、各種割引が適応されるプランに加入しているかと思います。 これらのプランでは、通信料が割引される代わりに2年間の契約が条件とされており、途中解約する場合は1万円程の違約金が発生してしまいます。

ドコモの場合、この2年契約が終了すると「2ヶ月間の契約更新期間」に入ります。この期間に何も手続きを行わなければ、自動で次の2年契約へ更新されてしまいますので、ドコモから格安SIMに乗り換えたい場合はこの期間の間に手続きを行うようにしましょう。

もちろん、この2ヶ月の間であれば違約金は発生しません。

ドコモの端末購入サポートに加入しているかどうかをチェック!

ドコモのスマホを利用している方で、「端末購入サポート」というオプションをつけている方は注意が必要です。

この『端末購入サポート』とは、1年間の利用を条件にドコモ側が機種代金を負担してくれるというサービス。アイフォンなどの機種代が高いスマホを利用している方には、このオプションをつけている方は多いでしょう。

端末購入サポートに加入している場合は、利用開始から1年間以内に他社へ乗り換えてしまうと「解除料」という手数料が発生してしまいます。利用中の機種によっても異なりますが、高いものでは4万円程度の解除料がかかってしまうのです!

結局、どのタイミングで乗り換えるのがいいの?

ここまで、ドコモを解約する際に発生する2種類の手数料についてご紹介しました。

では、結局どのタイミングで解約手続きをすれば違約金や解除料が発生しないのでしょうか?ここまでの内容のおさらいも踏まえて、手数料がかからないベストの乗り換え時期についてみていきましょう!

例:2016年4月15日に「iPhone8 Plus(64GB)」を端末購入サポート付きで申し込んだ場合

ドコモの場合、基本的には申込みの翌月から契約期間がカウントされます。(1日に申し込んだ場合は申し込み月からカウント)
 この例では4月15日に申し込んでいるため、翌月の5月が契約期間の最初の月です。

この場合、「2016年5月1日~2018年4月末」がドコモの2年契約期間ですので、2年契約の更新期間は2018年5月1日から6月末までの2ヶ月間となります。この期間中に格安SIMへ乗り換えれば違約金は発生しません。

また、『端末購入サポート』は契約の翌月から1年間の継続利用が条件ですので、「2016年5月1日~2017年4月末」の期間で乗り換えた場合は約3万円の解除料が発生してしまいます。

端末購入サポートの方が手数料(解除料)が発生する期間は短いため、この例でドコモから格安SIMへ乗り換える場合は、「2016年5月1日~2018年4月末」のタイミングであれば2種類の手数料が発生しないことになるのです!

まとめ

ここまでご覧頂き誠にありがとうございます。

スマホの通信料をグッと抑えることができるため、これまでドコモユーザーであった方の中でも格安SIMへの乗り換えを検討されている方は非常に多いです。
乗り換えの手続き自体は、この記事で紹介した5つのステップを踏めば簡単に完了することが可能です。

ただ、記事の最後に紹介した『2年間の契約期間中』や『1年間の端末購入サポート期間中』で乗り換えを行ってしまうと、それぞれ違約金や解除料といった手数料が発生してしまいます。

乗り換えにより通信費が下がったことで、これら手数料を差し引いてもお得になるケースもありますが、出来るだけなら手数料の発生しないタイミングで乗り換えを完了させたいものです。ドコモから格安SIMへの乗り換えを検討されている方は、くれぐれも「乗り換えのタイミング」に注意するようにして下さいね!

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