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「スマモバ」の特徴・料金プラン・おすすめポイントや注意点・評判などを徹底解説!

ドコモ回線とソフトバンク回線の格安SIM(MVNO)サービスの「スマモバ」について料金プラン、販売店舗、キャンペーン情報などのおすすめポイントや注意点・評判などを徹底解説していきます。行政指導を受けるなど何かと注意が必要なMVNOと言えるので、WEBではなく販売店舗で直接説明を聞いてみるのがいいかもしれません。

◆目次

スマモバとは

「スマモバ」とは、スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社が運営するNTTドコモ回線の格安SIM(MVNO)サービスです。SIMだけでなく、iPhone・格安スマホと言ったスマホ端末やタブレットやWiFiルーター、ケータイとのセット販売も行っています。

スマモバの特徴は、料金プランにデータ通信(パケット)の使い放題プランがあることです。現在は、「LTE使い放題」と「スマモバ(S)ギガプレミアム」の2つが使い放題プランとして新規受付中です。使い放題プラン以外に「1GB・5GB」の定額制プランもあります。ギガプレミアムなどのスマモバ(S)プランではソフトバンク回線を利用しています。

LTE使い放題と1GBプランは音声通話SIMの単体もしくはスマホセットのみ、ギガプレミアムプランでは音声通話SIM単体での申込みはできません。

スマモバではiPhone8、iPhone6s、iPhone SEのセット販売もしていますが、ギガプレミアムでは申込みができないなど、端末によって申込みプランの制限があるので確認が必要となります。

過去には、iPhone・iPad専用プランとして「スマモバ(S)iPhone」「スマモバ(S)iPad」や、従量制プランの「スマートチャージ」もありました。スマモバ(S)iPhoneプランでは、iPhone5シリーズ以降のソフトバンク版・SIMフリー版のみが利用できるプランでスマートチャージで最大10GBまで利用することができました。1GB スマートチャージプランでは、1GB超過後は1GB/1,000円で、ライト+1GBまで・スタンダード+2GBまで・プレミアム+4GBまで自動追加・自動課金されます。

その他にも、常時128kbpsの低速プラン「シンプルバリュープラン」、月間25GBの大容量プラン「プレミアムプラン」や決められた時間帯で使い放題の「プレミアムプラン」「ナイトプラン」もありましたが、現在ネットからの受付は終了しています。

その他に、格安SIMでは珍しい販売店舗(実店舗)が多いことも特徴の1つです。スマモバでは代理店募集を積極的に行って販売店舗を増やしたり、過去には広告モデルに池田エライザさんや吉木りささんなどを起用したりもしていました。現在は猫のキャラクター「すまぽよ」ちゃんのみとなっています。

LTE使い放題や端末とのセット販売などがあるスマモバですが、解約トラブルの多さから総務省から行政指導を受けたりと他社の格安SIMと比べて注意点や問題点が多いということも知っておく必要があります。スマモバ公式WEBサイトにある「ご契約にあたっての注意事項」は必ず読んで確認しておきましょう。

スマモバの料金プラン

スマモバの料金プランは、SIMタイプ(音声通話SIM/データ専用SIM)で選べるプランが異なります。データ専用SIMなら「5GBプラン」「スマモバ(S) ギガプレミアム」、音声通話SIMなら「1GBプラン」「5GBプラン」「LTE使い放題プラン」が選べます。

1GB・5GBプランはデータ通信容量が定額制のプランで月間1GBもしくは5GBまで高速データ通信で利用できます。LTE使い放題プランは24時間データ通信が使い放題ですが、3日間で3GB以上の利用で速度制限(200kbps以下)されてしまうので、制限付きの使い放題プランと言えます。

データ専用SIM

  • 5GBプラン
  • ギガプレミアム

音声通話SIM

  • 1GB
  • 5GB
  • LTE使い放題
  • ギガプレミアム(スマホセット販売のみ)

端末セット契約・月々割

スマホ・タブレット・ルーターとのセット契約の場合だと、「月々割」が最大36回まで適用されます。月々割が適用される割引額は機種によって異なります。

端末とのセット契約した場合の月々の支払いは「月額基本料金」+「月々割」+「端末分割代金」となります。

月々割が適用されますが、実際は端末代金はかなり割高になるケースがあります。iPhoneの場合は月額基本料金が+2,500円で計算されていたりと注意が必要です。

仮に、LTE使い放題プラン(3,480円)+iPhone6sを36回の分割払いで契約した場合の月々の支払いは5,980円となるので、iPhone6sの端末代金は実質90,000円にもなります。iPhone6sの端末代金を一括払い(54,000円)で購入した場合でも月々の支払いは4,480円と毎月1,000円ほど割高となり注意が必要です。

定額制プラン

データ容量 データ専用SIM 音声通話SIM
1GB/月 - 1,580円
5GB/月 2,480円 2,480円

使い放題プラン

プラン データ専用SIM 音声通話SIM
LTE使い放題 - 3,480円
ギガプレミアム 4,480円 5,480円
※SIM単体は不可

その他・オプション料金

通話・スマートコール

音声通話SIMの国内通話は30秒20円ですが、専用アプリ「スマートコール」利用で国内通話が20%オフの30秒16円で利用可能です。音声通話SIMなら申し込み不要でご利用中の電話番号で使えます。
※スマートコール専用アプリはAndroid OSのみ対応可能で「Google Play」からダウンロードすることができます。

通話定額オプション

  • スマート通話定額60:月額398円
    1分以内の通話が1日50回までかけ放題
  • スマート通話定額プレミアム:月額850円
    10分以内の通話がかけ放題

通話オプション

  • 留守番電話:300円/月
  • キャッチホン/割込通話:200円/月
  • スマモバメール:300円/月
    「***@mail.smamoba.jp」のメールアカウントがもらえる

SMS送受信料

  • 受信:無料
  • 国内送信:3円/1通
  • 海外送信:100円/1通

その他

  • スマートプレミアム保証
  • モバイル保険
  • スマートチェッカー
  • スマートAndroidセキュリティ
  • スマートプレミアムセキュリティ

データ(パケット)の繰り越し

当月の余ったデータ通信容量は翌月に繰り越しすることはできません。

データ(パケット)の通信速度制限

直近3日間で3GB以上のデータ通信を行うと200kbps以下に速度制限されます。前日・前々日・3日前の3日間の合計で3GB以下になった深夜0時頃に解除されます。

1GB・5GBの定額制プランでは月間のデータ通信容量を使い切ってしまった後も200kbps以下の速度制限になります。

家族割引サービス

スマモバの新規契約・機種変更・解約

スマモバの新規申込み

スマモバの新規・他社乗り換え(MNP)の申込みは、スマモバの公式ページからのWeb申込と、全国のスマモバ取扱店での店舗申込みが可能です。

初期費用

  • 登録事務手数料:3,000円

申込みに必要なもの

  • 本人確認書類
  • メールアドレス
  • クレジットカード
    ※本人名義のみ(デビットカードは不可)
  • MNP予約番号
    ※MNP利用の方のみ

スマモバの解約

スマモバでは24カ月(2年間)の最低利用期間があります(音声通話SIM・データ専用SIM共通)。最低利用期間内にサービスを解約をすると解約事務手数料として9,800円かかります。MNP転出を利用してのでの解約は別途でMNP予約番号発行手数料として3,000円がかかります。

スマモバ(S)ギガプレミアムプランのみ最低利用期間が36カ月となっているので注意しましょう。

解約後でも指定する期日(解約月の翌月15日)までにSIMカードを返却しないとSIMカード損害金として3,000円かかってしまいます。

端末とのセット契約(分割払い)にて購入した場合は、36カ月(3年)以内の解約だと残金が一括払いになります。

スマモバの機種変更・プラン変更

スマモバの機種変更はスマモバ正規ショップ、またはカスタマーサポートセンターへの電話にて対応が可能になっています。

料金プランの変更は毎月1回のみ可能で、申請した月の翌月より適用されます。プラン変更には「プラン変更手数料」として500円がかかります。

スマモバの販売店舗

スマモバでは「格安スマホの窓口」が正規認定ショップとして公式ショップ扱いになっていて、そのほかにもスマモバ加盟の販売代理店が「スマモバ取扱店」になっています。スマモバ公式サイトから販売代理店を探すことができますが、更新がされておらず閉鎖している店舗でも掲載していることがあるので注意しましょう。

全国のスマモバ取扱店では新規契約と他社乗り換え(MNP)の申込みでSIM単体もしくは端末とのセット販売が可能になっています。公式ショップ扱いの「格安スマホの窓口」では、新規受付以外に機種変更、端末修理(iPhone/Android)、アクセサリー販売、中古スマホの販売、アフターサービスの受付にも対応しています。

お申し込みには「本人確認書類」「本人名義のクレジットカード」「メールアドレス」が必要で、他社から乗り換え(MNP転入)の場合は、事前手続き済みの「MNP予約番号(有効期限が12日以上)」が必要になります。

スマモバのスマホ端末

スマモバではSIMと端末のセット契約が可能です。取扱いの端末にはiPhoneや格安スマホ、モバイルルーターまでありますが、端末によって契約できるプランが限定されていますので注意が必要です。

スマモバのiPhone

  • Apple iPhone 8 64GB
    AppleiPhone 8(64GB)
    一括払い 90,000
    分割払い 2,500円×36回
  • Apple iPhone 6s(32GB)
    AppleiPhone 6s(32GB)
    一括払い 54,000
    分割払い 1,500円×36回

スマモバの格安スマホ・ルーター

  • ASUS ZenFone 4 Max
    ASUSZenFone 4 Max
    一括払い 72,000
    分割払い 2,000円×36回
  • HUAWEI Mate 10 Pro
    HUAWEIMate 10 Pro
    一括払い 90,000
    分割払い 2,500円×36回
  • ZTE Blade V580
    ZTEBlade V580
    一括払い 36,000
    分割払い 1,000円×36回
  • ZTE Blade V7Lite
    ZTEBlade V7Lite
    一括払い 36,000
    分割払い 1,000円×36回
  • SHARP AQUOS ケータイ SH-N01
    SHARPAQUOS ケータイ SH-N01
    一括払い 10,800
    分割払い 300円×24回
  • 富士ソフト +F FS030W
    富士ソフト+F FS030W
    一括払い 36,000
    分割払い 1,000円×36回

スマモバのおすすめ点

  • 毎日3GBまで高速通信が使えるギガプレミアムプランが魅力!

    スマモバを選ぶ上で特徴的なのが、通信制限を気にせずに毎日3GBまで高速通信が使えるギガプレミアムプランです。広域バンドを利用できるソフトバンク回線のプランなので安定した通信速度や通信品質でデータ通信を楽しむことができるのが他社にはないスマモバならではの魅力です。

スマモバの注意点

  • データ専用SIMでも2年間の最低利用期間がある

    最低利用期間がある格安SIMは多いですが、通常は音声通話SIMのみの場合がほとんどです。スマモバでは音声通話SIMに加えてデータ専用SIMでも2年間の最低利用期間が設定されています。また、ギガプレミアムプランだと3年間と長期の最低利用期間が設定されているので注意が必要です。

    最低利用期間内に解約すると解約違約金として9,800円かかります。

  • 最低利用期間が2年もしくは3年と長すぎる

    スマモバの最低利用期間は音声通話SIM・データSIMどちらの契約でも2年(24ヶ月)となっています。多くの格安SIMでは、音声通話SIMで1年(12ヶ月)の最低利用期間、データSIMには最低利用期間がないというのが一般的です。

    また、端末とのセット契約は3年間は月々割が適用されての毎月の基本料金となっているため実質で3年契約ということになります。最低利用期間は2年ですが、3年未満で解約した場合、端末の残債は一括払いとなるため割高の端末代を払うことになってしまいます。

    格安SIMを使うメリットの中に、実際に試してみて満足しなければ、気軽に乗換えができるという側面があるので、データ専用SIMでも大手キャリア並みの長期間の縛りはマイナスポイントと言えます。

  • スマホセットの端末代は割高で実質3年縛り

    スマモバでは、セット販売での端末代は申込み時に一括払いか分割払いを選ぶことができます。

    このセット販売の端末代金は、3年間の「月々割」という割引が適用される前提での料金設定のため、かなり割高な端末代金となっています。

    SIM単体のみの契約だと料金プランがそのまま月額料金となるので分かりやすいですが、SIMと端末のセット契約にすると基本料金が変わったり月々割が適用されたりで料金が複雑になるため端末代金が実質いくらなのかよく分からないという現象が起きています。端末とのセット契約は割高になると思ったほうがいいかもしれません。

  • LTE使い放題プランの3日間制限が厳しい

    無制限で使い放題をうたっている「LTE使い放題」プランですが、厳密には使い放題ではなく、ネットワークに負荷がかかることを防ぐため、3日間のデータ通信量の合計が3GBを超えると、通信速度が200Kbpsに制限されてしまうので注意が必要です。

    1日1GBの目安だと現実的に速度制限がかかる可能性はあるので注意しましょう。

まとめ

今回はスマモバについて解説していきました。

スマモバは以前に解約トラブルの多さや利用回線の説明不足などで総務省から行政指導を受けたことがありましたが、現在はサポート窓口をしっかりしたことである程度は改善されているようです。公式WEBサイトのTOPページには「ご契約に関する注意事項はこちら」というリンクが目立つように書いてあります。しかし、いまだに問題があるようで、とくに端末とのセット販売など説明不足で勘違いする人が多いような気がします。

スマモバでは現在キャッシュバックキャンペーンとしてMNP申込み限定で最大24,000円(JCBカード)がもらえるキャンペーンが実施されていますが、対象はWEB申込みのみとなっていますし、音声通話SIMの単体申込みなら10,000円で24,000円分をもらうためにはスマホ端末とのセット販売で申し込む必要があります。

スマモバは全体的に他の格安SIMと比べて異なることが多いですので、契約はよく考えて慎重になる必要があります。WEBからのオンライン申込みは基本的には避けるべきで、代理店などの販売店でしっかりと説明を聞いたうえで納得してから契約するようにしましょう。

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